Tuesday, December 06, 2005

Deadがご乱心





















グレイトフル・デッドがライブ音源のダウンロードを禁止するらしい、というニュースを読んでびっくらしました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/01/news057.html

詳しくないので偉そうな事は言えないのですが、ジャムバンドには、ライブ音源をファンの間でシェアしましょう、という素晴らしいシステムがあります。
デッドに限らず、ジャムバンドのライブでは演奏の録音が許可されていて、ライブの次の日にはファンのHPに音源がセットリストとともにアップされます。その音源が欲しいと思ったファンは、自分が持っている別の音源とトレードしあったり、音源を持ってなくてもブランクのCDRを送って焼いてもらったり。

何年か前にこのシステムを知ったときにはホント感動して、色んなヒトのサイトで音源を頂いたりしました。会ったことのないファンとのちょっとしたやりとりも凄く楽しかった覚えがあります。

最近ではBit Torrentみたいな共有ソフトでのDLが主流になっていて、そうした草の根的なやりとりは少なくなったみたいだけど、「ライブ音源はバンドとファンの共有財産なので、みんなで楽しもう!」という感覚はずっと残っていて欲しい…と思っていたのに!

そもそもこの素晴らしいシステムはグレイトフル・デッドとそのファンたちが70年代頃に始めたもので、デッド自身が今になってそれを否定するのはどうなのよ、って感じ。

案の定、ファンの猛烈な反対を受けて数日後にはこの宣言は撤回されたそうですが、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/05/news019.html

マーケットがダウンロード主流になりつつある今後は、ジャムバンドシーンも変わってきちゃうのかな、と少し悲しく思いました。