Sunday, November 06, 2005

J.T.Leroy



J.T.Leroyの小説を始めて読んだけど、めちゃくちゃ強烈でした。

サラ、いつわりの祈り


ガス・ヴァン・サントの「ELEPHANT」では共同プロデューサーとして名を連ねていたこの人、10代の頃から雑誌のライターをやっていて、18歳の時、自伝的小説「SARAH」で小説家としてデビュー。二作目のこの小説はAsia Argento というイタリア出身の女性監督(←実は女優でもあって、「王妃マルゴ」とか「トリプルX」にも出てる)によって映画化されて、今年の夏頃日本でも公開されてました。

ドラッグ、暴力、虐待、性的倒錯、とこの世のネガティブ要素が満載。なのに、こちらが想像する悲壮感は全くナシ(そこに違和感を感じたりもするんだけど)常識では考えられない状況の中にもこんなに強烈な愛情って生まれるのね、とチョット感動しました。

映画のオフィシャルサイト。マリリン・マンソンも出てます(見たくない?)
http://www.sara-inori.jp/

J.T.Leroyがリリックを書いているバンド、Thistleのサイト
http://www.thistlehq.com/