Tuesday, November 22, 2005

SONY Under Fire











今年はインフルエンザが大流行するそうですが、サイバー世界では米SONY BMGのコピー防止機能付きCDを感染源とする‘rootkit’が流行りまくって大変なことになっています
(実はかなり楽しい!)

コチラに危険性のあるCDのリストがアップされています。
日本でも大ヒットしたAmerieとかありますね。トレイ・アナスタシオのニュー・アルバムも!

これらのCDをPCで再生しようとすると、自動的にプレイヤーがインストールされるんだけど、実際にはrootkitがインストールされます。

rootkitというのは、もともとハッカーなんかが他人のPCに不正に入り込んだ後に利用するソフトウェアで、侵入を隠蔽する為にログを改ざんしたり、バック・ドロップという逃げ道を勝手に作ったり、パスワードを盗んでOSの管理権限を奪ったりと、悪事の限りを尽くします。
rootkitがインストールされたPCには、ハッカーは自由にアクセスすることが出来る訳。

SONY-BMG社がCDに組み込んで流通させているこのシステムの危険性はメディアでもかなり話題になり、実際にこのシステムを狙ったトロイの木馬型ウィルスも発見されたりして、日本でも一連のCDがリコールされるまでの騒ぎになっちゃいました。

今回SONY-BMGは、CDに掛けたコピーガードを破られないようにシステムをユーザーの目から隠そうとして、このrootkitを使用したらしいんですが、問題はそれだけじゃなくって、実はこのソフト、スパイウェア的な特性を持っていてユーザーの情報を勝手に本社に流していた、とか、Apple社のiTMSで使ってるDRMを盗用したものだとか…

叩かれまくっているSONYもかわいそうだけど、ホコリ出すぎでしょう!

自分のPCがrootkitにやられているかどうかは、RootkitRevealerというフリーソフトで調べることが出来ます。
でも、結構めんどくさそう、コレ…