Thursday, November 10, 2005

Yusef Lateef
















YUSEF LATEEF/EASTERN SOUNDS

最近このアルバムの中の「Love Theme From Spartacus」をカマゲンしまくりです。

原曲はキューブリックの映画のサントラ曲。Bill Evanceもカバーしてるけど、このLateefのバージョンのほうが好き。飄々としたオーボエの音色がなんとも切ないのであります。

Jazz界の異端児、World Music界のゴッドファーザーと呼ばれているYusef Lateef。
もともとサックス奏者として、数々のSwingバンドで活躍していたのですが、30代半ばで東洋思想に目覚め、61年にこの「Eastern Sound」をリリース。コルトレーンもこのアルバムにはめちゃくちゃ影響を受けて、彼の後期の作品にはLateefの東洋的なエッセンスが反映されているそうです。

サックスはもちろん、フルートやオーボエ、琴まで(!)こなすマルチ・プレイヤーであり、小説や短編集の執筆活動なんかも行っています。また、熱心なイスラム教徒で、その分野で博士号を取得し自ら教鞭も取っていたことも。

そういえば昔、IQの高さは演奏技術に通ずる、みたいな話を聴いたことがあって、どこぞの日本の電機メーカーでは、研究者によるフルオーケストラがあるとか…。ちなみにIQ200を超える(らしい)あのアメリカのライス国務長官も名ピアニストだそうです。スゴイ世界ですね。

ともあれ、一時はNew Ageに傾倒していたYusef Lateefも90年代は再びジャズに戻り、Archie Sheppとアルバムをリリースしたりしてます。今年85歳ですが、SanFranciscoJazzFestivalにも出演するなどまだまだ精力的に活動しているそうです。
一度でいいからライブが見てみたい…。

ちなみにNujabesの「the Final Veiw」はこの曲を大胆に(ていうかそのまま)サンプリングしています。
NUJABES/METAPHORICAL MUSIC
こっちもまた胸キュン系で結構好き。。。