RAW LIFE、とにかく過酷な一夜でした。
会場となった君津のアクアマリンスタジオに到着したのは、霧雨煙る夕暮れ時。現れたのは寂れて人気のない灰色の街にどーんとそびえ立つ廃墟。なんかものすごいバイブス出てるけど大丈夫?とイキナリ不安になりました。
中はいくつかのスペースに区切られていて、それぞれでライブやDJプレイを楽しめるようになっているんだけど、窓という窓は塞がれ、照明も少ないのでものすごい閉塞感。
屋台の食べ物の香りとよく分からないけどスッパイ匂いが充満するフロアの片隅には、コンクリートにじかにタタミが敷かれ、打ち上げられたアザラシのごとく、倒れこんでいる無数の老若男女。隣にいた人がふと、「ここって地元では有名な心霊スポットらしいよー」とポツリ。ちなみにそのとき演奏していたのはEYEと高木完のユニットで、貞子が出てくるときの効果音みたいなノイズとか、お寺のボーーンっていう鐘の音とか、超前衛的っていうか、もはや理解を超えた音楽で…。
てゆーかもう帰りたいッ!
一緒に行ったおともだちの暖かい励ましとさわやかなお土産でなんとか気持ちを持ち直し、12時回るころからはなんとか復活(というかもうヤケクソ)、タカラダミチノブのDJ PLAYに救われました。ECDのステージも鬼気迫っていておもしろかった。
深夜には火事騒ぎもあり、もうぐっちゃぐちゃな一階フロアはBUN BUN~RANKIN TAXI~SHIRO THE GOOD MANというレゲエタイムで、朝がくれば帰れる!という希望とともに踊り明かしました。
ぼろ雑巾のような体で、朝五時にREBEL FAMILIAを聞けというのはもう苦行ですね。
いろいろ思うとこあるイベントでしたが、とりあえず無事に帰って来れてホント良かったです。
Sunday, October 16, 2005
raw night, raw music, raw life.
時刻: 10/16/2005
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